
3年前、6月に300(スリーハンドレッド)の先行ロードショーに行った。ポセイドン以来の映画館だ。この映画は、TVのCMを見て、行きたくなった映画だ。短いCMだったが、屈強の戦士が戦う迫力のある映像は、期待するのに十分な映像だった。という訳で、久々に映画館へ行く気になった。この映画は、映画館で見るべき映画だと思ったからだ。あの迫力はTVの小さな画面では物足りないだろう。
この映画は、シン・シティのフランク・ミラーが描いた劇画がベースになっている。映像も劇画調というか、アートの世界だ。屈強な戦士の肉体も、繰り広げられる戦闘シーンも細部までこだわって仕上げられていた。なんといっても主役のジェラルド・バトラー演じるギリシャ スパルタの王レオニダスの見事な肉体と闘志で300名の兵士を率いる姿が素晴らしかった。頑強な男達が命をかけて戦うシーンは圧巻で、300人のスパルタ兵が隊列を組んで、ペルシャ兵をなぎ倒していく。槍を繰り出し、空が見えないほどの矢の雨を盾でよけ、100万の兵に恐れもせず、突き進む力強さはすごい迫力だ。
映画のストーリーは、紀元前492年から紀元前449年にかけてペルシャ帝国がギリシャに遠征を行ったペルシャ戦争が舞台になっている。ペルシャ帝国のクセルクセス1世とのテルモピュライの戦いにおける海岸での攻防を描いている。海岸を埋め尽くす大船団や数え切れない兵士の映像は、今まで見たことのない迫力だ。全編、VFXを駆使した迫力ある映像の連続。フランク・ミラーの原作のイメージを忠実に再現したザック・スナイダー監督はCMやミュージック・ビデオの世界で活躍し、前作ドーン・オブ・ザ・デッドで監督デビューした人物だ。ドーン・オブ・ザ・デッドでジョージ・A・ロメロのゾンビをリメイクしている。
監督・脚本 ザック・スナイダー
原作・総指揮 フランク・ミラー
原作 リン・バーリー
出演 ジェラルド・バトラー レナ・ヘディー デビッド・ウェナム ドミニク・ウェスト
2007年・米/ワーナー配給 上映時間:117分 R-15指定
と言葉で説明してもあの迫力は分からないと思うので、映画館ほどではないがDVDで観てほしい。
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