戦後のイタリア、鉄道の運転士ピエトロ・ジェルミの父を誇りに思う息子サンドロエドアルド・ネボラの目を通し、家族の絆を描く感動作。長女や長男と一途で厳格な父とのわだかまり、意に反したスト破りでの仲間との確執、不幸な事故で酒におぼれ体を壊していく。家族、夫婦、仲間といった庶民の暮らしを切ないメロディとともに描いている。
サイレン、子供の声、切ないメロディ。これを聞くだけで涙が出てくる。
ピエトロ・ジェルミ演じる頑固親父、父を尊敬する息子エドアルド・ネボラ。この純真な子供の目を通して父親が苦悩し酒におぼれ体を壊していくまでを描かれている。これが切なくてたまらない。ラストはクリスマスのよる家族や仲間とのわだかまりがとけ、死んでいくジェルミ。なんて悲しいなのに、なぜか希望へとつながっていく結末は何なんだろうか。素直に感動した。
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