2010年2月27日土曜日

プライベート・ライアン



1944年6月6日。
第二次世界大戦中連合軍がフランス・ノルマンディへ上陸した。
映画の冒頭は、その上陸シーンから始まる。
最初の30分、見てるこっちが死にそうになった。
弾丸が飛び交い、上陸する前に命を落とす者、上陸してすぐに撃ち殺される者。
海は死体と血に染まっていた。
暴力描写に批判もあるかもしれないが、まず徹底した描写があったから映画全体を通して戦争がどういうものか実感できたのだろう。

肯定しているわけでも、否定しているわけでもなく映画を見る人に判断は委ねられている。
凄まじい描写は最後の精一杯、行きぬけという言葉の重みにつながっている。
必死に怪我をした仲間を助ける兵士が死んでいくシーンが悲しい。



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