2010年2月27日土曜日

バガー・ヴァンスの伝説



1928年ジョージア州サヴァンナ。
伝説のゴルファーであるジュナ(M・デイモン)は戦場で心傷つき、ひっそり生活を送っていた。
ジュナの元恋人アデール(S・セロン)は、自殺した父に代わりゴルフ場を立て直そうと奮闘していた。
彼女は、エキジビジョン・マッチを企画し、ジュナを出場させようとする。
ジュナのキャディとなる不思議な男バガー・ヴァンス(W・スミス)が現れ、大物プレイヤーとジュナの戦いの幕が切られる。

いかにもピュアな役柄が、マット・デイモンらしくて良かった。
ウィル・スミスが控え目なのも新鮮。
監督したロバート・レッドフォードの真っ直ぐな姿勢も伝わってきた。
ビッグプレイヤー役の2人がプロっぽくてこれまた良かった。
いかにもプロ。それもビッグプレイヤーに相応しい雰囲気と存在感。
これが良かった。あの鋭い眼差しに変わる瞬間がいい。
盛り上げるためのタメが少ないところもただのスポ根物にしたくないレッドフォードの思いを静かに伝えたかったのかと思う。

お調子者役ばかりのウィル・スミスが静かに語る男で登場したのも新鮮でよかった。
私としては、こういう雰囲気のある映画は好きだ。


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