2010年2月26日金曜日

ポセイドン



ポセイドン
映画のあらすじは、まだ見ていない人のために詳しく描かないが、1972年に作られたポセイドン・アドベンチャーのリメイク作品だ。
ポセイドンもオリジナル作品に引けをとらない、CGと超巨大なセットでのアクションを駆使した最高のエンタテーメント作品に仕上がっていた。

ただし、小難しい映画が好きな人や人間ドラマを期待する人には向いていないかも。とにかく、びっくりして楽しむ映画だ。

ほんとのさわりだけだが、こんな内容のお話だ。

大晦日の夜、豪華客船ポセイドン号は、北大西洋をニューヨークに向けて航行していた。乗客たちは、ニューイヤー・イブを祝うパーティで浮かれていた頃、巨大波=ローグ・ウエーブがポセイドン号に迫ろうとしていた。ニューイヤーのカウントダウンの直後、50mにも及ぶ波がポセイドン号を呑み込み、巨大な船は船底を海上に見せひっくり返ってしまう。乗客たちの生死をかけた脱出が始まる・・・

監督は、Uボートやパーフェクトストームなどの海洋スペクタクル作品で有名なウオルフガング・ペーターゼン監督。ドイツ人の監督である。
主演は、バックドラフトのカート・ラッセルと今を生きるやビューティフル・マインドのジョシュ・ルーカス。その他、グッバイ・ガールやジョーズのリチャード・ドレイファスをはじめ、ジャシンダ・バレット、エミー・ロッサム、マイク・ボーゲル、ミア・マエストロなどの俳優が脇を固めている。

みんな良い役者さんが揃っていたが、やっぱり主役の2人であるカート・ラッセルとジョシュ・ルーカスが最高にかっこよかった。
カート・ラッセルは、消防士出身の元ニューヨーク市長で、バックドラフトのイメージも重なり、男臭さプンプンのタフガイ。ジョシュ・ルーカスは、プロのギャンブラーで、どんなピンチもクールに切り抜けていく。この2人が、乗客を引きつれ、絶体絶命の状況を乗り越えていく。
ヒョエー、カッチョエー!
兎にも角にもこの2人のかっこよさと、CGとセットでのアクションのリアリティが素晴らしい。映画のテンポもよく、ハラハラして映画に引き込まれていく内に、あっという間に最後まで見切ったという感じだった。

パンフレットに書いてあったが、冒頭の2分半で豪華客船ポセイドン号を上空から撮影し、この船の全容を映しているのだが、ジョシュ・ルーカスがジョギングをしている一瞬以外は、全てCGだそうだ。
この2分半を撮るだけに1年間を費やしたというのだから、すごいことだ。確かにどこからどう見ても実物にしか見えないすごい映像だ。
圧巻は、やはり巨大な波に呑み込まれるシーンだ。館内でパニックに陥る乗客の様子とひっくり返っていく船の様子が交互に映し出され、船が傾き乗客が転げ落ちる映像は迫力満点だ。船のデッキにあるプールの水が溢れかえる映像まで描かれていて、口を開けっ放しで見てしまった。
ダンスホールに流れ込んでくる水は、実際に世界最大のプールセットに34万リットルの水を一気に流し込んだそうだ。す、すごい。

これが、豪華客船ポセイドン号だ!

全長:337.1m
全高:68.3m(20階建てのビルに相当)
客室数:800室
乗客定員:2,627名
乗組員数:1,486名
施設:図書室、バー、スポーツジム、デイスコ、ラウンジ、ダンスホール、カジノ、レストラン、水族館、プール×3、屋外ジャグジーなどなど


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