2010年2月28日日曜日

リプレイスメント



プロフットボール選手のストのため集められた代理選手達=リプレイスメント。
その一人にかつての学生フットボールの花形であったシェイン・ファルコがいた
ファルコは、型破りな監督マクギンティの説得でチームに加わったのであった。
彼はプレッシャーに弱く、シュガーボールで大敗した惨めな過去があった。
れを跳ね除け人生に立ち向かい真の勝者になることが物語りの軸となっている。
リプレイスメントには博打好きの元イングランドのサッカー選手、刑務所に服役中で特別に仮出所が認められたかつてのプロ選手、実力はあるが聾唖のためプロになれない選手など様々な過去を持つユニークな選手達が集まる。
彼らも同じく人生の勝者になるため、ひとつになっていく。
この大まじめな主題を決して深刻にせず、笑いをふんだんに盛り込みながらクライマックスへと一気に展開していく。
チアリーダーとのロマンスも軽く交え、難しく考えずスカッとした気分になるために作られた現代の御伽噺。

まっすぐな笑い、まっすぐな感動を楽しむために作られたまっすぐな物語。
はまった時のキアヌ・リーブスは最高。
フットボールシーンも秀逸。

こういう映画にはごちゃごちゃとけちを付けずに素直に大いに楽しむべき。
テンポもいいし、ファルコの仲間の黒人選手2人組が意地悪するスト中の花形選手をギャフンといわせるあたりはスカッとする。
適度なストレスを与えながら一気に爆発させていくストーリー展開は最高。
ゲームのシーンも迫力があり、緊迫感が伝わってくる。
大好きなジーン・ハックマンもいい味出してるし、元ショーガールのチアリーダーの小さな笑いも良い感じにはさまれ、文句なし。
個性豊かなキャラクタ達も魅力的で十分楽しめた。
例のごとくアメリカ人のずれた感覚で元力士とされる日本人選手も出てくるが、これぐらいならご愛嬌といったところ。
とにかく、スカッとしたい人、前向きになりたい人にはお勧めの1本です。


0 件のコメント:

コメントを投稿