2010年2月28日日曜日

レインメーカー



法廷物といえばジョン・グリシャム。
彼の作品を名匠フランシス・フォード・コッポラが映画化。
マット・デイモン演ずるルーディは法律学校を卒業したばかりの弁護士の卵。
バイト先のパブの主人の紹介でシャークと呼ばれるやくざな弁護士=ミッキー・ロークの事務所で働くこととなる。
社会の弱者を救うといった高尚な目標を持つ彼の思いとは裏腹に、事故の保険金処理など現実はそう甘いものではなかった。
やがて学生の時に知り合った家族の弁護をすることになる。
この家の息子は白血病に冒され余命幾ばくもない身。
保険に加入していたにも関わらず、一向に保険金を支払わない保険会社を相手に正義のため戦うこととなる。
夫の暴力に傷つく女性との恋も交え物語は展開する。

デイモンが正義を信じ大企業に戦う姿が心地よい。
さすがコッポラ。面白かった。
こういう法廷物見ると、いい作品の時は「よくぞ俺の変わりに言ってくれた。」と喜んでしまい。
つまらない作品の時は、「あれも言ってくれよ。馬鹿だな。」と思ってしまう。
この映画の場合は当然、前者。
ジョン・ボイトもうまくて適役だった。
最近は悪役ばかりだ。たまにはいい役やってほしいな。


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