ワイオミングの田舎町。
キャサリン=ジェーン・フォンダの父は、町の大物に逆らったため、殺されてしまう。
キャサリンは復讐のため、手下を集める。
その中の一人キッド=リー・マービンはかつては凄腕のガンマンだが、今や見る影もない酔っ払い。
そのキッドの兄弟が父の仇と分かる…。
リー・マービンはこの一人二役の演技でオスカーを獲得した。
ナット・キング・コールの歌も織り込まれ、軽快なコメディ作品に仕上がっている。
この映画、徹底的にふざけた西部劇である。
まず、映画の冒頭、コロンビアのシンボルである自由の女神がガンマンになって拳銃を撃ちまくるアニメーションに変化するのだ。
その後、映画の進行は二人のバンジョー弾きが、歌いながら物語を説明していく。
その二人は、モナ・リサなど数多くのスタンダードナンバーをひっとさせた黒人歌手ナット・キング・コールとスタッビー・ケイ。
そして、なんと言ってもリー・マービンの二役が最高。
あのしかめっ面のマービンが、コメディでしかも一人二役の演技でオスカーまで獲ってしまったのだから、それは凄いことである。
映画全般に明るく、ジェーン・フォンダの可愛い魅力もあり、本当に楽しい作品である。
ちょっと変わった西部劇のコメディ。
僕は大好きです。
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