2010年2月28日日曜日

天空の城ラピュタ



宮崎駿の空への憧れが伝わってくる。
クリエイターというのはこういう世界を創造できる人種だ。
この映画の世界観が素晴らしい。

宮崎駿の世界が映画全編に広がっていた。
空に浮かぶ国、巨大な飛行船、飛行石、機関車での逃走劇、細部にわたり彼独特の思いが映画に注ぎ込まれていた。
彼の映画は常に突き抜ける広がりを持った大空と透き通る水が絵の中に溢れているが、この映画は徹底した空の映画。
アニメーションでこれだけその世界に引き込まれ魅了される映像を創造できるのは後にも先にも彼だけしか思い浮かばない。
いくらディズニーがCGを駆使してもこれはこの先も変わらないだろう。
また、軸となる物語も夢があり、お得意の恋とはいえない淡い思いが、心をくすぐる。
こういう人のことをクリエイターと呼ぶのだろう。


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