学者ダスティン・ホフマンとその妻スーザン・ジョージはイギリスの田舎に引っ越してくる。
表向きの付き合いとは裏腹によそ者を受け入れない人達の心が見え隠れする。
暴力的な行為を嫌うホフマンは、いやな目に会いながらもこの村の生活に溶け込もうとする。
ある晩、暴力的な村人の娘が、精神薄弱の男性に殺される。
男性は故意に殺害したのではなく、村人に見つかるのを恐れて口を塞いだつもりだった。
しかし、娘の父親は息子達を引き連れ精神薄弱の男性を追いかける。
暴力を否定するホフマンは妻の反対を押し切り彼をかくまうことになるが・・・。
人間の心に潜む暴力をバイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパーが描いている。
ペキンパーの作品の中では一番インパクトがあった。
ペキンパーの映像の迫力はすごい。
頼りないひ弱な男性が暴力を否定するために暴力で身を守る。
相矛盾した問題を映画から感じた。
ペキンパー独特のリアルな暴力描写がそれを実感させる。
ペキンパー=バイオレンスと片付けられがちだが、最近の映画は訴えるものもないままペキンパー以上のグロテスクな画像を世に送り出している。
そこには嫌悪感しかない。
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