2010年2月26日金曜日

ローマの休日



輝く美しさのヘップバーン。デビューのこの時が一番輝いている。
1953年度のアカデミー賞、主役を演じた新人のオードリー・ヘプバーンがアカデミー最優秀主演女優賞を射止めた。
当初は、エリザベス・テイラーが主演になる予定だったが、監督がウィリアム・ワイラーに変更となり、当時無名だったヘップバーンを抜擢した。ワイラーは、ブロードウェイで上演されていた『ジジ』の主役を演じていたヘップバーンを見て、ヒロインに起用したそうだ。
グラマラスな女優全盛の時代に清楚で痩身のヘップバーンを起用するところが、素晴らしい。
ビリー・ワイルダーも、もう少ししたら美女の基準も変わるだろうと言わせたヘップバーンの魅力。

誠実で長身の2枚目ペックと輝くばかりに可愛いヘップバーン。
有名すぎる真実の口のシーン、ローマをスクーターで回るふたり、ジェラートに喜ぶ彼女、初めてのショートヘアー。
どのシーンもすぐに頭に浮かんでくる。
本当に素敵な作品をワイラーは作ってくれました。感謝。


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