2010年2月27日土曜日

世にも怪奇な物語



ヨーロッパを代表する3人の監督がエドガー・アラン・ポーの怪奇小説を題材に作られたオムニバス作品。
①ロジェ・バディム監督による「黒馬の哭く館」
黒馬に魅せられ死へと誘われる王女をジェーン・フォンダの妖艶な魅力で映像にした。
黒馬にピーター・フォンダ、兄弟で共演している。
②ルイ・マル監督による「影を殺した男」
アランドロン演ずる冷血な男ウィリアム・ウィルソン。
彼は子供の時から常に同姓同名の存在に悩まされていた。
徐々に神経を冒されやがて破滅の道を進む。
③フェデリコ・フェリーニによる「悪魔の首飾り」
酒に溺れ落ちていく映画スター=テレンス・スタンプ。
彼の目にはこの世の者でない人形のような少女が見える。

どの作品も面白かったが、フェリーニの作品が一番幻想的で怖かった。
あの少女の笑顔にゾクゾクッとした。
超大物の監督達が怪奇映画のオムニバスを撮ったことだけでもすごい。
バディム監督は製作費節約のため奥さんと奥さんの弟つかった訳ではない。



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