
アニー
この映画が大好きだ。
赤毛の女の子アニー(アイリーン・クイン)は施設で育った孤児。くりくりの髪の毛をした元気な女の子だ。
時代は大恐慌時代のアメリカ。
彼女や仲間の女の子達は、いつか両親が迎えに来てくれると信じ、明日に希望を持ってたくましく暮らしていた。
施設では、アル中のオールドミスのミス・ハンニガン(キャロル・バーネット)に召使のようにこき使われる毎日。
そんなある日、億万長者のウォーバック(アルバート・フィニー)の秘書グレースが、ウォーバックのイメージアップのため、施設の女の子をウォーバック家に招待したいと施設を訪れる。グレースは偶然、居合わせたアニーを一目で気に入り、彼女を招待することに決める。
金儲けにしか興味のなかったウォーバックは彼女と暮らす内に次第に心を通わせ、彼女が掛け替えのない存在になっていくのだが・・・
とこんな感じのお話だ。
ジョン・ヒューストン監督がメガフォンを執ったこの愛すべきミュージカルは日本でもミュージカルとして公演され好評を博した。
この映画、配役や演奏される曲の数々も素晴らしいが、最も素晴らしいのは、主役を演ずるアイリーン・クインの可愛らしさに尽きる。
孤児の施設に暮らしているのだが、決して暗くなることもなく、希望を捨てない。その健気さが胸を打つのだ。
それと、アニーが明日に希望を託し歌うトゥモローが、すごく素敵な歌なのだ。
変かもしれないが、忙しかった日は、こういう映画を見ながらオフタイマーをセットして寝るのが一番だ。
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