2010年3月3日水曜日

個人教授


フランスのパリ。
18歳の学生オリビエ(ルノー・ベルレー)は、魅力的な年上の女性と知り合った。
彼女は、フレデリク(ナタリー・ドロン)。
有名なイタリア人レーサー、フォンタナ(ロベール・オッセン)の愛人。
彼女に惹かれるオリビエは、フレデリクのためにテレビが見れるように動いたり、英語の翻訳をしてもらったりして、一途に彼女を思っていた。
フレデリクは、一途に思ってくれるオリビエとフォンタナの愛に、心が揺れた。
そんなある日、フレデリクが出かけたスキー場にオリビエも家族で来ていた。
夜中に抜け出したオリビエはフレデリクの部屋に行き、彼女に会うのだがフォンタナからかかった電話に怒りながらも、二人は結ばれる。
パリに戻っても、二人は愛し合うのだが、フォンタナが彼女の元に帰って来た。
元に戻ってしまったと思い込むオリビエの前にフォンタナが現れる。
オリビエへの想いから彼女が去ってしまったのだ。
数日後、フレデリクの居場所をつきとめたオリビエは、彼女の前に姿を見せず、フォンタナに彼女の居場所を知らせたのであった。

中学の頃に見たルノー・ベルレー主演の青春映画だ。
やはりベルレー主演のさらば夏の日とともに、ミシェル・ボワロン監督の作品である。
2本の映画とも、ただただ明るい青春映画ではなく、やるせない切ない思いを描く青春映画なのだ。
この映画では、年上の美しい女性に引かれる若者の一途な想いを描いている。
昔はよくテレビでも放送していた人気のある映画でビデオもあったのだが、DVD化されることもなかった。
さらば夏の日にいたっては、テレビ放送もほとんどなく、ビデオも少量だったのか目にする機会はなかった。
私のような年代にとっては、青春時代に憧れながら見た映画だったので、DVDになって欲しいとずっと思っていたが、なかなかDVDにはならないとあきらめていた。

しかし、なんと2作品とも3月3日にDVDが発売されることになったのだ。

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