2010年3月15日月曜日
脱走特急
1940年のイタリア。
イタリアは連合軍に降伏し、イタリア中部にある捕虜収容所の捕虜たちはオーストリアのインスブルックに移送されようとしていた。
そこにアメリカ空軍のパイロットであるライアン大佐(フランク・シナトラ)がやってきた。
収容所には、700名の捕虜がいて、その大半はフィンチャム少佐(トレヴァー・ハワード)が率いるイギリス兵だった。
フィンチャム少佐は、これまで何度も脱走を企てていたが、ことごとく失敗していた。
ライアン大佐は、捕虜の移送をチャンスに、全員の脱走を計画する。
画して、捕虜を乗せた列車の乗っ取りに成功したライアン大佐は、スイスへ向かって列車を走らせるのだが・・・
この映画は、フランク・シナトラ御大のための映画である。
脱走といえば、ジョン・スタージェスの『大脱走』が有名だが、結構色んな作品が作られている。
象を連れて山を越え脱走を図る『脱走山脈』なんて映画も面白かった。
この映画も、はらはらどきどきで中々面白かった。
列車で脱走というのがまた、ユニークである。
因みにネタばれだが、最後にフランク・シナトラは犠牲になって死んでしまうのだが、フォックスは生きてスイスへ逃れるシナリオを望んでいたそうだ。
シナトラは、映画のストーリーや主人公のイメージと違うという理由で、それを受け入れなかったそうだ。
さすが、シナトラである。
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