2010年3月4日木曜日

フランシス・レイ


フランス映画の映画音楽といえば、まず最初に名前が上がるのはフランシス・レイである。
フランシス・レイは、名匠クロード・ルルーシュとのコンビで数多くの作品を世に送り出した。
ルルーシュの作品といえば、必ずレイの音楽があると言って良いほど、切り離せない関係だ。
昔、日本の自動車メーカーのCMをルルーシュとレイが手掛けたこともあるほどだ。
主な作品を見ても、聞き覚えのある多くのメロディーが頭の中に浮かんでくる。
どれも甘美で切ないメロディーだ。
男と女、ある愛の詩、白い恋人たち、個人教授、さらば夏の日、雨の訪問者と映画のシーンを思い出すと、バックに流れる音楽も浮かんでくる。
男と女なら、シャバダバダのスキャットが聞こえてくる。
ある愛の詩では、アリ・マッグロウが白血病に冒され、悲しみの中で天国に旅立つシーンに音楽が聞こえる。
個人教授のルノー・ヴェルレーが、映画のラストに彼女と別れ雨に濡れながらバイクを走らせるシーンに切ないメロディーが流れる。
映画音楽の巨匠は、ただ美しいだけではなく、映画の情景に合った観る者の心に響く曲を創造する人達だ。
フランス映画なら、レイ以外にもジョルジュ・ドリューやミシェル・ルグランが有名だが、彼らもまた映画に合った素晴らしい曲を残している。

レ・ミゼラブル (1995)
ライオンと呼ばれた男 (1988)
黒い瞳 (1987) 
ラッコ物語 (1987)
男と女 II (1986)  
愛と哀しみのボレロ (1981)  
少年と鮫 (1979)  
続・男と女 (1977)  
ビリティス (1977)  
愛よもう一度 (1976)  
続エマニエル夫人 (1975)  
危険なめぐり逢い (1975)  
男と女の詩 (1973)  
狼は天使の匂い (1972)
冒険また冒険 (1972)  
華麗なる対決 (1971)  
恋人たちのメロディー (1971)
あの愛をふたたび (1970)  
雨の訪問者 (1970)
ある愛の詩 (1970)  
栄光への賭け (1970)  
栗色のマッドレー (1970)  
さらば夏の日 (1970)  
流れ者 (1970)
ハロー・グッドバイ (1970)  
別れの朝 (1970)
愛と死と (1969)  
うたかたの恋 (1969)
個人教授 (1968)  
白い恋人たち/グルノーブルの13日 (1968)  
脱走山脈 (1968)  
パリのめぐり逢い (1967)  
男と女 (1966)  

彼の主な作品を眺めても、壮観である。
さらば夏の日では、フランシス・レイが女性とデュエットしている歌声が聴ける。
因みに、Wikipediaにも書いてあったが彼は大の飛行機嫌いで、海外公演をしない大物音楽家の1人だそうだ。

   



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