2010年3月6日土曜日

96時間



ブライアン(リーアム・ニーソン)には、17歳になる一人娘のキム(マギー・グレイス)がいた。
ブライアンは既に離婚し、キムは妻と再婚相手の家で幸せに暮らしていた。
離婚はしていたが、キムも父親を愛し慕っていた。
ある日、キムが友だちと初めてのパリへの海外旅行に行くため、ブライアンに承諾をもらいにやってくる。
ブライアンは、可愛い娘の頼みで心配ながらも渋々承諾する。
しかし、不安は的中し、訪れたパリで何者かに誘拐されてしまう。
偶然、誘拐される瞬間にキムと携帯電話で話していた父親のブライアンは、自ら娘の救出にパリへ向かう。
彼は、ただの父親ではなかった。
元は政府の秘密工作員の過去を持つプロフェッショナルだったのだ。
誘拐された時の会話を手掛かりに、犯人たちを追い詰めていく。
救出までの猶予は96時間。
それを過ぎると、彼女の足取りを追うことは出来なくなり、救出は不可能になる。
あらゆる手を尽くし、徐々に娘を誘拐した犯罪組織に近づいていく。
誘拐犯はアルバニア系の人身売買組織と判り、ついに娘を見つけるのだが...

トランスポーターなどを手掛けたリュック・ベッソン制作のアクション映画だ。
さすが、リーアム・ニーソン。
プロの凄みも、娘を愛する父親も演じていた。
娘を助けるためなら、手段を選ばず犯罪組織の人間を拷問に掛ける事も厭わない。
居場所を突き止めるため、椅子に括りつけた犯罪組織の一味の足に釘を刺し、電流を流し黒幕を突き止めるシーンは鬼気迫るものであった。
アクションシーンも満載。
息もつかせぬ、面白い映画だった。

   

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