修道院の神学生ホマー・ブルート(レオニード・クラヴレフ)は、クリスマス休暇に故郷へと向かった。
帰郷の道中、不気味な老婆が一人で暮らす小屋で一夜を過ごすことになった。
その夜、老婆(ニコライ・クトゥーゾフ)は彼の背に飛び乗り、空高く舞い上がった。
地面に舞い降りたとき、ホマーは老婆を棍棒で殴り殺すと、老婆は美しい娘(ナターリヤ・ワルレイ)に変わっていた。
ホマーは旅を続け、コサックの集落にたどり着いた。
その地のの地主(アレクセイ・グラズィリン)に、若くして死んだ娘(ナターリヤ・ワルレイ)のために3日間、夜に祈祷を行うように命令される。
朽ち果てた古い教会で、夜に祈祷をあげると、棺のふたが開き、死んだはずの娘が起き上がった。
起き上がった娘は、自分が老婆を殺して姿を変えた娘だった。
棺をゆすり体当たりをしてくるのだが、祈祷する周りに円を描き、一心に祈ることで結界は守られたのだが、日を追うごとに激しさを増していた。
壁のあちこちから現れる魑魅魍魎達。凄い形相で棺を打ち当てる娘。
髪の毛は白髪になり、最後の三日目を迎えるのだが、妖怪ヴィーが姿を現すのであった。
ゴーゴリの原作の「ヴィー」の映画化である。
ソビエト時代のホラー作品でもある。
怖いというよりも奇怪なモンスターが現れる珍作の印象が強い。
このカルト的な作品は、マニアックなファンも多く、DVD化もされている。
公開未定だが、リメイクもされているそうだ。
今年の公開のようだが、どんな映画になるか楽しみだ。
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