2010年4月8日木曜日

ジャクリーン・ビセット





ジャクリーン・ビセット(Jacqueline Bisset)
ブリット、大空港、アメリカの夜などに出演した美しい女優さんだ。
70年代〜80年代に数多い映画に出演した。
髪は濃い黒に近いブラウン。
瞳はグレー。
英国生まれで、母親がフランス人の血を引いているため、フランス語も流暢に話せる。
モデルの仕事を足掛かりに映画の世界に入っただけあって、美しい顔に見合った素晴らしいプロポーションである。
中学の頃に読んでいたロードショーのポートレートにもジャクリーン・ビセットはよく載っていた。
クールでカッコよく、セクシーというか少しエロチックなところがあり、男性の人気は大きかった。

『ブリット』ではマックイーンの彼女、
『大空港 』ではディーン・マーチンの彼女を演じ、美しさと存在感で多くの映画に出演している。
フランス語が流暢に話せることもあって、フランス映画にも出演している。
有名なのは、フランソワ・トリュフォー監督が映画作りの舞台裏を描いた『アメリカの夜』だろう。
『シークレット』や『ザ・ディープ』なんかは、彼女の美しさに頼りきって作った映画だ。
演技云々ではなく、彼女の魅力で映画を観た人は少なからずいると思う。

彼女観たさに映画館へ足を運んで観た映画がある。
『料理長殿、ご用心 (Who Is Killing the Great Chefs of Europe? )』という1978年の映画だ。
共演は、ジョージ・シーガル、太っちょの英国紳士ロバート・モーリー、フランスの名優ジャン=ピエール・カッセルやフィリップ・ノワレ。
彼女は、世界でも一流のシェフ。
得意分野は、デザート。
彼女は、王室晩餐会の主催者であるロバート・モーリー演ずるマックス卿が選んだ世界四大シェフでもあった。
その四大シェフがひとりずつ殺され、彼女の身にも危険が迫る...
といった内容のコミカルなミステリー作品だ。
彼女の魅力だけでなく、映画自体もすごく面白い作品だ。
この映画を観た時は、得した気分だった。

そんな彼女も今や65歳になられた。
いやー、時の流れが嫌になる。
昔、雑誌を見て憧れた人達も60歳、70歳と聞くと、仕方ない事だが、なんとも言えない気分になる。

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