2009年8月5日水曜日

テキサスの五人の仲間


今朝は早く目が覚めた。
すっきり目が覚めたから、寝直すのも何なんで、起きることにした。
いつもよりも30分程度早くベッドを出た。

昨夜は、『テキサスの五人の仲間』という映画を観た。1966年のアメリカ映画だ。
主演は、今は亡きポール・ニューマンの奥さんであるジョアン・ウッドワード。共演が豪華で、ヘンリー・フォンダ、ロッキーのトレーナーのミッキー役でお馴染みのバージェス・メレディス、ジェースン・ロバーズ、チャールズ・ビックフォード、ポール・ワードなどが顔を揃えている。
この映画は西部劇であるが、拳銃で撃ち合うこともなければ、牛を追うカウボーイの姿もない。

西部のある町で、年に1回有名なギャンブラーが大金を賭けたポーカーをするために集まる。
映画の冒頭、葬儀屋のチャールズ・ビックフォードが馬車を走らせギャンブラー達を拾っていく。裁判中の弁護士、結婚式の真っ最中の花嫁の父など、何をしていようが、年に1回のポーカーのために皆馬車に乗っていく。
町では、ギャンブラー達を待つ人達が酒場に集まり、今や遅しと待ち構えている。
画して、五人のギャンブラー達が集まり、ポーカーが始まった。
そこに旅の途中の一家が通り掛かる。この夫妻がジョアン・ウッドワードとヘンリー・フォンダである。
一家は馬車の車輪を修理するために立ち寄っただけだが、ヘンリー・フォンダは大のポーカー好きで偶然であったポーカーの話を聞き、いても立ってもいられなくなってしまう。
不安がる妻に観るだけだと説得し、ポーカーを見学することになる。
ジョアン・ウッドワードは息子に見張りを頼み、馬車の修理に出掛けるのだが、フォンダは観ているだけで我慢できなくなり、ポーカーに参加してしまう。
最初は、農場を始めるために貯めた4000ドルから1000ドルを手をつけ、あっという間にすってしまい、とうとう残りの3000ドルにも手をつけてしまう。
ウッドワードが戻った頃には、ポーカーで残り500ドルをベット出来ずに困り果てているフォンダの姿を目にする。
フォンダは、ポーカーのショックで心臓発作を起こし、倒れてしまう。
フォンダの代わりに妻のウッドワードがゲームを続けなければ一家は破産する運命。
さあ、どうなるのか。
これ以上は映画を観てのお楽しみ。




詳しくは何も言えないが、この手の映画なら『スティング』より面白いと思う。
よく練られた脚本が秀逸で、最初のシーンも最後に生きてくる演出もにくい。
それにジョアン・ウッドワードがすごく美しく、西部の男達の中で光っていた。
原題は『A Big Hand for the Little Lady』で訳すると「可愛い婦人の大きな手」といったところだろうか。
『テキサスの五人の中間』という邦題もよく出来たタイトルで、見終わった後になるほどと思うはずだ。

悲しいかな、この映画はDVD化されていないし、ビデオも大分前に廃盤になっている。
CSで放送されたこともあるみたいなので、運が良ければ観れるかもしれない。
もしも、このタイトルを見掛けたら、是非観てほしい作品だ。

それにしても、良くできた娯楽作品なのに知名度の低さはどうしてだろうか。
DVD化してほしい作品の1つだ。(字幕なしのインポート版は、amazonで入手できるけど)

こういう映画を観たら、水野晴朗さんを思い出すなあ。

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